仕事がつらい。
最低3年は勤めろとか、つらいのは最初の1年とか言うけど、いまだ生活は善くならず…。
そりゃあ1年目に比べたら100倍良い環境だが、それでもまだ絶望的な環境である。
残業100時間。これですでにつらい。
うちサビ残90時間。さらにつらい。
休日出勤(サービス)、夜間業務(手当てなし)、組合費強制徴収(機能不全)。
しかしなによりつらいのが人間関係。
上司Tは報告しても怒るししなくとも怒る。
脳内で何回SATSUGAIしたか分からない。
最近、撲殺・絞殺できるよう筋トレを始めた。
高校時代の筋肉貯金があったせいかみるみる腕が太くなってきて嬉しい。
…おれは正直、もうダメだと思ってる。自分でも頭おかしいのが分かる。判断力の低下が著しく、常に淡い酸欠のような心地がしてならない。過呼吸やのぼせに非常によく似た状態だ。
はやく楽になりたい。
働くことがこんなにもつらく苦しいことだとは思わなかった。
ニルヴァーナへ、アタラクシアへ、桃源郷へ、月へ、ユートピアへ、シャングリラへ、エルドラドへ、アルカディアへ、ニライカナイへ、ガンダーラへ行きたい。
俺のユートピア思想は中学時代の頃より顕著であった。やりたいことよりやらなくてはならないことが遥かに多く、安らぎを求めていたのだろう。静かに、ただ安らかに植物のように生きたいと何度願ったことか。俺は金はいらない(いやいるけどさ)。ただ生活できればそれで良かった。俺は月や山の稜線や流れる雲、瞬く星々を眺めているだけで幸せな安上がりな人間なので、なにも時計やら車やら酒やらはいらないのだ。ただただ静かで安らかな時が欲しい。それだけだったのに…。
ああ、昔は腹一杯メシが食いたいとか、外車でドライブとか、働いて金を得ることで叶えられる夢が多かったのだろう。しかしクソゆとりの俺が求めるものは働けば働くほど遠ざかるものらしい。俺は何のために働いているのか? あるのかどうかも分からない「安定」のためだろうか…。しかしこの幻想をぶち壊すには、ちょっと骨が入りそうである。美少女に生まれてくればよかった。