今会社からよ、働き方改革のなにか案だせって言われてるわけよ。結構きちっとした書類に記述して提出しなけりゃいけないんだけど、なにも思いつかないから土日にやってるわけ。ばかみたいでしょ?
結局よ、残業前提の仕事量で会社…いや業界全体が均衡してるんだから残業ナシとか不可能なワケよ。いや減らすことすら不可能なワケよ。人も増やさない、金も出さない、残業はダメ、でも仕事量はすえおきで! …無理やん! ニンニクマシマシみたいに言うてるけどキミィ!
じゃあ金だすか、成果減らしてもいいかっていうとそれはダメなんだな。まあわかるよ。経営者とて株主には勝てないからね。
だからせめて、つきあい残業とかの仕事に直結しない部分を削るしかないと思うんだ。けどさ、それを求めているのはオッサン連中なんだよね。若手の俺らに残業削減案とか出せるはずないんだよね。「早く帰らせろ、飲み会は自由参加にしろ」といってもそんな話が通らないからね。実務の話ではこれ以上削れない(というかだからこそ残業してるんよね)、精神面ではオッサンの謎価値観で身動きできない。もうこれ無理ゲーじゃないすか。
本当なら言いてえよ。会社の人口比が逆ピラミッドになってるのが問題だって。見せかけだけの終身雇用制度は終わりにして無能は切らなきゃだめだって。世代間における価値観の差をすりあわせなきゃだめだって。
まあでも失敗するのが目に見えてるタイムカードだの、勤怠管理システムの導入だので終わるんだろな。今までも出勤表とか改竄し放題だったのに、うまくいくわけがない。
もっと根本から言えば官僚だの自民党だの厚生労働省だの労基だのがそもそもブラックだから改善されるはずなんかなかったんだ。
日本おわてるやんけ。
本来なら俺みたいな溜まりに溜まった労働者が徒党を組んでブルジョワジーに抵抗するべきなんだろうけど、俺の同期はほぼみんな説教する側の人間になってしまった。洗脳ってコワイ。ああいうのが社会適合者っていうんだろうな、チェーホフのカメレオンじゃねえけどよ。労働組合もレクリエーション企画部になってしまったし、俺はどうすればよいのだ。