shachix’s blog

社畜がキチゲー緩和するための毒抜きブログ→ACを自覚して治そうとするブログ

2度目の転職を後悔しないための備忘録

最終出勤が終わった。デスクキャビネットの中を整理しサーバの個人データを削除し、自分のいた形跡がどんどんなくなるにつれ悲しい(寂しい?)気持ちが増えた。最終出勤後、自分がどこにも所属していないという孤独感にもかなり襲われた。自分は感情の起伏が極めて少ないが、それでもこんなに悲しくなるんだな。久しぶりにお酒を飲み、干渉に浸って少しだけ泣いた。

結婚していてよかったと思う。家に帰れば妻がいるし、またTwitterを開けばいつものフォロワーがいる。自分の所属先をいくつかに分散しておくことが重要だなと感じた。どこにも所属しない、誰も自分を知らないというのは、かなりくるものがある。

特に、今の会社は本当に自分にとって人生の転換となったこともある。デザイナーとして出発できたのもこの会社のおかげだし、コミュニケーションの点でも色々教育を受け、かなり自身を改善できたと思っている。なにより、適度な緊張感を持ちつつも楽しく仲良く仕事をすることの重要性を学んだ。先輩も同僚も後輩も、みんな良い人で、尊敬できる人ばかりだった。辛いこともたくさんあったが、振り返ってみてこの5年半は本当に幸せな時間だった。

 

閑話休題。本題について。

おそらくだが次の転職で俺は後悔することになる。30代前半、ここが正念場ともいうべきところでの転職。本当は自分のやりたい仕事ににじり寄っていきたいところだったが、妻の病気や今後生まれるであろう子供のことを考えると、どうしても転職先が限られた。

今回の転職は、一にも二にもまず年収向上にある。それが一番。もう毎日朝昼を食パンにするのは嫌なのだ。栄養と睡眠不足で真っ直ぐ歩くことすらままならない日々が嫌なのだ。2分に1回ため息をつき、朝起きては全身の倦怠感や痛みに襲われた日々を思い出してくれ。転職先候補は、①年収が上がる ②何かしらの成長要因がある ③自分のやりたいことのギリギリ範疇である ④引っ越しせず通勤できる範囲内 という点で絞った。これを満たす職場は少なく、いいなと思った2社は書類で落ちた。3番目にいいと思った(というかすでに消去法になってる)会社ではポンポンと選考が進み、無事に内定をもらった。

ここでやる仕事は、正直やりたかったことじゃない。印刷や動画などのデザインも行っているようだが、本当に最低限で、凝ったものは作らないだろう。俺は仕事内容に不満を覚えると現時点ですでに予測できている。しかし未来の俺よ、今は収入のために耐えてくれ。やっとのことでデザイナーになれたのに、こんな形で花の30代を消化するのかと思うだろうが、耐えてくれ。長期キャリア形成の年齢上限の関係もあり、転職で冒険できるのは今の内だけなのだが、どうしようもない。俺は自分の親に、義理の両親に、嫁に翻弄されながらよくやっている。

 

さて、では本来俺はどういう会社に行きどう生きたかったのか。これが、正直なところ今もよく分からない。俺は前職、新卒で入った1社目の会社で、ここにいたらポータブルスキルがゼロのまま中年になる、という恐怖心で転職した(無論他にも色々複合的理由がある)。2社目の今、一応デザイナーとして最低限のスキルはついた。バナー制作なら平均レベルにはあるし、動画や印刷物もいくらかは作れる。配色センスやソフトの使い方も身に付いた。ではこのスキルをどう活かしていくのか?

中年以降のデザイナーの選択肢は大別して ①実際にデザインしてプロとして手を動かす ②企画やマネジメントなどサイドor上流に移る のどちらかだろう。俺個人の理想で言えば前者だが、インハウスとしての経歴や今のスキルレベルから言うとかなり厳しいだろう。となると、デザイン以外のところを伸ばす方に移らざるを得ない。これはおそらく「企画・マーケティング」という職種になるのかな? そう考えると、次の3社目の仕事はそこまで悪くないのかもしれない(販促企画部に所属となる)。ここでキャリアを横方向に伸ばしつつ、副業でデザインスキルやら何やらを伸ばして、できたら本業を上回るくらいの何かを作れたらと思う。これが現状の手札での最適解…か?

正直35歳を超えたらかなり人生の幅が狭まると思う。それまでに何とかしなくては…。

頑張れ、俺。

義両親が面倒くさいよおお

義理の両親はうつ病を甘えだと考えるタイプなので、嫁がうつになったことは言えなかった。「甘えるんじゃない!苦労しているのはみんな同じだ!」とかなんとか叱って嫁の容体が悪化するのは明らかだったからだ。だから休職していることもひた隠しにしていたし、ずっと共働きだと思わせていた。しかし現実は俺の収入のみだったし、嫁がお金使っちゃうので食うか食わずかのギリギリ状態だった。

…まあ、それはもういい。

問題は、この経済的苦労の結果俺が転職しようとしているのを見て「そんな早く転職して将来考えているのか」とかなんとか言ってきやがって頭にきてしまった。お前の娘が病気だから!そしてお前が病気に理解がないから俺が全部背負って転職せざるを得なかったんじゃねーか!(あとお前の教育がアレだったから嫁が散財して日常的に金欠なんじゃねーか!)

またこの転職に際して車通勤にせざるを得なかったので、2台目の車を検討しているが、それについても店舗に行けだのなんだの言ってきた。別に子育て用に長く使うわけでもなく通勤用なんだから、ネットで調べて決め打ちしてパパっと終わらせたかったのだが、結局嫁がその気になってしまい現地で見ることになり俺の土日が潰れることになった。マジでもう関わりたくねーよこのオジサンオバサン。俺本当結婚してからずっとギリギリで生きてるのに、これ以上問題を増やさないでくれ。厄介ごとばかり増やして、問題解決に寄与してくれた覚えが一度もない。

気付いたら結婚してた

約3年半ぶりの更新となる。以前彼女ができたとここに書いたが、とんとん拍子で結婚した。半年で婚約して同棲して、その半年後に入籍して、その1年後に挙式だったかな??よく覚えていない。

 

正直、キツい。結婚は人生の墓場とはよく言ったものだ。結婚してから起こったことを時系列で挙げていこう。

 

【同棲フェーズ】

1.遠くに住むことになった

同棲する際にアパートを探すわけだが、義両親は初めて娘を外に出すので遠くには行って欲しくなかった模様。妻も妻で、子育てを手伝ってほしいだとかで実家の近くに住みたかったみたいで。俺は一人暮らしのアパートを出て義両親家近くに住むことになった(とはいえ一駅分くらい距離はある)。おかげで片道20分だった通勤が1時間になってしまった。この1時間も、15分歩いて5分電車待って10分電車乗って5分で乗り換えて…といった具合でちょこちょこ動くため、通勤時間を有効活用しにくい。以前と比べ、往復で1日に1.5時間くらいロスすることになってしまった。さらに言えば体力もだ。

 

2.やたら金がかかる

家賃をもう少し抑えたかったのだが「私も働いて家にお金入れるから!」と妻に押し通されて少し良い所に住むことに。また家具家電もそろえたのだが「いや、そんないい奴じゃなくてよくない?」と思うものばかり。みな少しずつグレードの良いものになってしまった。自分は貧乏性で妻は散財家。話し合ってお互いの要望の中間あたりになったとは思うが、流石に55インチTVはデカすぎやしないか?

またキッチン用品もティファールやらお客様用のコップやらジップロックの保存容器やら大量に欲しがる。俺が最大限止めに入って一応中間地点あたりで落ち着くのだが、3年経った今も全く使っていないものが多くある。

アパートの敷金礼金、家具家電、小物雑貨など合わせて100万近く使ったのではないだろうか。お、俺の貯金が…。

 

3.片付け・家事ができない

同棲してまず困ったのは、片付けしないこと。最初はお互いの段ボールが大量にあって、少しずつ紐解いていたのだが、俺の荷物が減るばかりで妻の荷物はずっと残っていた。あとでやる、あとでやる、と言いつつ半年くらいはかなり段ボールが残っていた。なお、3年ほど経った今も手つかずの荷物が少々ある。

また家事全般ができなかった。実家では洗濯くらいしかやったことがないらしく、それ以外はほぼダメだった。料理は俺、風呂掃除は俺、皿洗いは俺、掃除は俺、洗濯は嫁、という感じ。本当に辛かった。またなにより困るのが「料理できないのに食材をやたら買ってくる」ことだった。俺がなんとか調理して消費するも、買う量が多すぎて間に合わなかった。上記の通り一通りの家事は俺がやっており、通勤時間も伸びたため時間的にも体力的にも間に合わず、食材の多くを腐らせることになる。「頼むからそんなに買わないでくれ…」と何度も懇願する様となった。食材が腐る、カビる、液状化する…そんなものをよく見るようになった。ごくまれに料理することもあったが、あまりにマズさに咀嚼せず飲み込んだ。また作る量もおかしく、鍋いっぱいのシチューを作った直後に鍋いっぱいのカレーを作ったときは夢でも見ているのかと思った。

掃除や皿洗いのような定期業務はもちろん、牛乳パックを洗って広げて乾かす、切れた電球を取り換える、不燃ごみをまとめる、季節家電を出したりしまうなど、不定期的な家事もほぼ俺が担当となった。妻は一応やろうとする気はあるようで、それは間違いないと思う。ただ「やらなきゃ」「やりたい」とは思うものの「よし、やるか!」という気にはならないらしく、それが傍から見ると「やらない」「やる気がない」にしか見えないのだ。一度嫌になってシンクにある皿を放置してみたのだが、2日経ってもそのままなので結局俺がやることになった。

「ああ、私がやろうと思ってたのに!」「思ってるだけでやらないじゃん…」

 

4.衛生観念がおかしい

上記の家事の話ともつながるのだが妻は「汚い」と思うことが少ない。カビた食材も腐った食材も、匂いを嗅いで無理なら捨てるが、そうでなければ使ってしまう。一度会社の昼ごはんに持たされたパンにカビが生えていた時は、気づかず一口食べてしまって吐き出し嗚咽した。帰って指摘したら「それくらいなら大丈夫」と。

風呂場も赤カビが出てしまったり風呂桶がヌメったりするので俺が一生懸命掃除するが、本人は何も気にしていなかった。脱ぎっぱなしの服でソファがいっぱいになろうと、床に置いた文房具で歩く場所がなくなろうと「汚い」とは思わないらしく、非常に辛かった。

 

【結婚生活フェーズ】

1.妻がうつ病になった

俺と付き合う前から問題だったのだが、会社のノルマがキツくて、かつ同僚がみな優秀すぎて病んだらしい。なんなら病んでヤバかった時期に俺と出会って中途半端に救われてしまったのでここまで長引いてしまったようだ。最終的に俺がメンタルクリニックに強引に連れてゆき、うつ病判定が出たのだが、妙に自分に厳しく「これは甘えだ」と自責しているのが問題だった。結局休職して半年ほど自宅療養。幸い会社が超大手なので休職中もそこそこ給与が出ており助かった。月に2回ほど病院に連れていった。ベッドの上で動けない…みたいなレベルではなく、自分の趣味は楽しめるようだった。(これって新型うつじゃないの??)

 

2.結婚式

妻が休職したので、(波はあるのだが)日中は家事を若干やるようになり、だんだん料理も慣れていった。そこで若干生活に余裕ができ、結婚式の話になる。俺は金銭面を考えて正直やや反対側だったのだが、妻と義両親(というより親戚含めこの一族)はやらなきゃいけないみたいな感じなのでやることになった。幸い、超豪奢にしたいような感じではなかったので、300万ちょっとの式に。

しかし準備が大変だった。俺は【出勤⇒帰りに式場に寄って各種準備⇒家に帰って式の準備と家事】を繰り返していたのだが、この頃は妻がやる気を失っていたのか何もせず、日がな一日Youtubeを見てゲームするだけになっていた。「お前が式やりたいって言ったんだから、せめて俺と同等くらいには動いてくれ…」と何度も懇願。式にやや反対していた俺の方が100倍動いているのは何故なのか、考えてはいけないと思いつつ疑念は晴れなかった。そして妻は性格的にもスケジューリングや工程管理ができないので俺が各種やることは分かっていたが、あまりに何もしなかった。○○日までにこのタスク(妻しかできないもの)を終わらせなければいけない、と俺が何度伝えてもやらなかった。妻の性格は分かっているのでかなり予備日を設けていたのだが、それでも「明日やる」「(見ている動画の)キリがよくなったらやる」と言いつつ結局期限切れ間際に。俺ももう心身が限界だったので「もうどうすればいいんだよ!!!!結婚式やめるか!!!!???」「俺もうこれ以上頑張れねえよ!!!!!!!」とブチ切れてしまった。これが同棲後初めてのガチギレだった。昔から温厚で怒らない性格と言われていたので、自分でも自分にビックリした。

結局俺が半分死にかける形で準備は完了。式も大きな問題はなく終わった。

このころ歯医者にも通っていて、歯科医の女医さんに「歯磨き忘れたらダメよー」と言われていたのだが、内心(すみません歯磨きする体力がないどころか、そもそも食事すら出来ていません…)と思っていたことを今でもよく覚えている。風呂にも入れず晩ごはんも作れず食べれず、そのままベッドで死んだように眠る日が多々あった。この日々が今までで一番つらい生活だった。あまりにもゲッソリしているので、会社でも多くの方に心配された。

 

3.義両親との仲が悪くなった

義両親から妻へ「式はやらなきゃいけない」「妻側はこうすべき」「甘えるな働け」「旦那さんに迷惑かけるな」など圧迫が強くなった。式の関係で義両親とのやりとりが増えた結果なのだが、うつ病のことを言ったのは間違いだった。一応俺の負担が増えないように妻を詰めているのだが、それで妻のうつが酷くなり、周り回って俺の負担がとてつもなく増えてしまった。(上記の結婚式云々の話で妻が動けなかったのはこれも影響している)

「あんたら俺のことを思うならしばらく妻と話さないでくれ、それ逆効果やねん」と何度も言いたくなった。結果、義両親とは若干距離が離れた。この人らに子育てを助けてもらうために近くに住んだのに、これではただ通勤時間と物量的負担を増やしただけだった。もはやプラマイマイナスではないだろうか。

 

【現在】

1.妻の復職と2度目の休職

妻は結局会社を辞めることになった。ただ金銭的な事情から、本人はすぐ復職を希望した。というのも、妻はかなり趣味にお金を使うので、その分を捻出したかったためだ。リハビリも兼ねてパートから初めて、よさげなら正社員登用を狙う方がいいのでは?とアドバイスしたが、今後の子育ての支援も考えると正社員がよいとのことだった。半年ほど勤めたらそこで子供を作ろうと。

結果、これがとてつもない大誤算だった。

勤め先はノルマはないものの、人間関係がかなり悪く、妻はまた病んだ。ストレスから家事はできず、またもしばらくは俺が家事担当になった。愚痴マシンガンが飛んでくるので、俺も病みそうになった。なんとか半年は頑張ったが、結論、うつ再発ということでまたも休職に。今回は大企業ではないので、休職中の待遇もよくなかった。

 

2.貧困に喘ぐ

嵩んでしまった同棲の初期費用、結婚式の支払い、妻の散財、妻の2度の休職、妻のうつ病治療費などで、正直言ってかなり家計は厳しいことになっていた。つけていた家計簿を見て、支出と収入を再計算し、無駄をなくし、よしこれならなんとか大丈夫、という所まで進められた。

ダメだった。

妻は趣味に割くお金を止められなかった。野菜や魚介類たっぷりの、健康的で金のかかる晩ごはんを辞められなかった。結果、ついに完全な赤字になった。俺は相当ひっ迫し、追いつめられた。自分は趣味にお金を使わない代わりに昼食にお金を使っていたので、これをまず切った。毎日1000円くらい使っていたが、食パン3枚で済ますようにした。しかし間に合わない。元から格安SIMだったし、サブスクも契約してない。医薬品だってジェネリックだし、服も靴も買わない。もちろん酒タバコギャンブル女遊びなんて全く縁がない。支払っているものといえば、生命保険、散髪代、AdobeNortonの契約料くらいだ。つまるところ、これ以上切れるところがなくなってしまった。

妻にはよく話をしたが、妻も妻でこれ以上我慢はできないようだった。月3万の趣味代を1万に抑えてくれるだけでもだいぶ助かるのだが、ダメだった。あまり言いすぎるとうつが酷くなるから、言えない。

俺は会社に相談した。妻が病気なので残業を増やして欲しい、副業を解禁して欲しいと。結果残業は月0時間だったが40時間くらいまで増やしてくれた。また副業は会社の規定的にダメだが、上司は「見なかったことにしてやるからやっちゃえ」と言ってくれた。本当にありがたい話である。かくして俺は日に2時間の残業+2時間の副業というハードワークを務めることになる。

 

3.お金時間体力精神力の限界

通常労働8時間+残業2.5時間+通退勤2時間+昼休み1時間+副業2時間+睡眠6時間+家事ほか庶務2.5時間=24時間。これがルーチンワークとなり、パーソナルな時間は雲散霧消した。これだけで既にだいぶ辟易なのだが、現実はさらに非情だった。副業はクラウドワークスでデザインコンペティションをしていたのだが、まぁ当たらない。2か月ほどフルで応募して、やっと1件採用という有様だった。2か月間ガチで頑張って5000円とかそのくらいである。クラウドソーシングはコロナ前に比べてかなりレッドオーシャンになっているようだった。ほか、ココナラでの出品やストックフォトなど色々やってみたが、ダメ。結局残業代だけでなんとか大赤字を小赤字に抑えるのが精一杯だった。

 

さらに苦しいのは、妻が遊んでいることだった。俺が9時とかに帰宅して、風呂洗ってない料理してない動画見てただけ、とか言われるとブッ倒れそうだった。そして帰宅後、俺が疲れた脳をフル回転させて副業してる際に、隣の部屋からYoutuberのバカ騒ぎと嫁の笑い声が聞こえてくるのだ。俺は気が狂いそうだった。

このままでは本当に自己破産する…。そんな思いのなか必死にお金を稼ごうとしているのに、「ギャハハハwwww」「マジか!ヤバいヤバい!wwww」「ちょマジかよ!wwwwww」とか聞こえてきて集中できないのは本当に辛かった。

ゲッソリした俺を見て妻は「ちょっと休んだ方がいいんじゃない?」「整体でも行ってみたら?」「美味しいもの食べに行こうか」など気遣ってくれるのだが、冗談ではない。そんな金も時間もないのだ。妻は危機感がまるでない。確実に思考のレイヤーがズレている。イイ感じに生活するにはどうすればよいか、なんていう実に遅れた考え方になっている。そんな時点はとっくに超えて、我々は「どうやったら死なずにいられるか」というところまで来ているのだ。

会社の同僚や先輩、地元の友人、厚生労働省の相談窓口、妻が通うメンタルクリニックなどにも相談したが、これといった解決策はなかった。私は五体満足で肉体的には健康なので、生活保護も選択肢に使えない。転職するだけの時間も体力もお金もない。本当に万策尽きた。

 

そんな中、妻の就職先よりパートでの枠が空いているという話があった。私が転職するまでの間でもいいから頑張って欲しいという形で、なんとか復職。今日が初出勤日だったが、先ほど妻から「みんないい人そう」と報告の電話があった。本当にこの3年間死にそうだったが、なんとか希望の光は消えずにいる。

 

  • 最後に

見返してみると本当にただ苦しんでいるだけのおじさんである。が、今後のために何か得られてものを考えてみようと思う。

①金は大事

今まで金を全然使わない低燃費人間だったので定収入でも楽しく生活できていたが、妻はそうではない。また「金を得るための金がない」状況はかなり精神的に参るので、預貯金は重要

②限界になってからでは遅い

副業をやり始めて感じたが、収入になるまでの立ち上がりに時間がかかる。これは体力をつけるための筋トレでもなんでもそう。普段から種をまいて水をやり続けることが重要。限界がきたら刈り取ろう

③失敗や挫折は若いうちが良い

現在31歳。ここで大きな失敗を繰り返したからまだなんとかなったと思うが、さらに若い時期にこれだったらなお良かったと思う。正直私はアダルトチルドレン改善のためにかなり人生が遅れており、今やっと「生活」や「収入」というものに焦点が向いたようだと感じる。今まで守銭奴みたいな奴を毛嫌いしてきたが、気持ちが分かった。

 

さて、下方修正に下方修正を重ね、生死ギリギリラインまで落ちてしまった私の人生だが、まだ私は諦めてはいない。泥水すすってでも生きてやるという気概だけは常にあるので、ここから挽回していこうと思う。

 

いやしかし、本当によくやったと自分でも思う…(上の文章を見返しながら)

社会人としての自覚とか努力とか責任とか

こういう言葉嫌いなんだよ。いや言葉自体はいいよ、でも特定の状況下で言われると辟易するんだ。それは「何らかのミスをしたとき」だ。

ミスしてないときにタイトルみたいな言葉ってあんまり言わないんだよね。足りてるか否かが分からないから。遅刻せず会社に来て言葉遣いも正しかったら社会人としての自覚がうんぬんとかは言われない。もともと早起きで言葉遣いが丁寧な奴で、社会人としての自覚ゼロかもしれんけどね。それは誰にも分からないしジャッジできる権利はない。逆にひとたび遅刻でもしようものなら言われるんだ。何らかの不可抗力な外的要因があったとしてもだ。

つまりだ。社会人としての自覚があるかどうかは関係なく「結果から逆算して」言ってるんだ。感情的にそうなるのは分かるが、理屈としては矛盾この上ない。根拠がないから反論もできない…というかミスしたときに言われるから反論とかそもそもできない状況なんだわな。その上、この発言による生産性はゼロに等しい。一応、発破かけないと動けないタイプの人間には効果があるだろうが…。

 

 

  • 結果から逆算して言われる
  • 反論できない状況下で言われる
  • 根拠がない
  • 批判のための言葉で生産性ゼロ
  • 言葉の定義がなされていない

だから嫌い。以上。

とはいえこないだ俺が会社に寝坊したのは完全に俺が悪かった。これはもう言い訳できない。すまんな。

黄金律って多数派の理論じゃね?

いわゆる「自分がされたいことを人にせよ」ってやつよ。俺だったら人から干渉されたくないから人に干渉しない、となるわけだが、これやると怒られるんだよな。お酒は注いでほしくないし、中身のない話はしたくないし、薄っぺらな賛同とか嫌いなんよ。でもこれをせざるを得ない状況ってあるやん?

つまりこのダイバーシティに必要なのは「自分だったらされたくないけど他者は必要としているらしいからする」という考えじゃね? これは何律になるんですかね? プラチナ律かね?

彼女できた

彼女いない歴27年、ここでストップがかかりましたーー!!彼女欲しいと思い始めてからは約2年か。長かったな。

  • コンプレックス解消

海外いったことないコンプもそうだったんだけど、実現すると「あ、こんなもんか…」って感じ。彼女ができて嬉しいし、生活に花が咲いたし、彼女のことは好きなんだけど、人生が急にバラ色になるなんてこともなく極めて冷静ですね。アダチルを自覚したときのが100倍ショックあったわ。女の存在を過大評価してる低知能な人間の言うことなんか気にするんじゃなかった。

備忘録というか手記というか足跡というか、ここに残そう。俺が出会ったのは大手マッチングアプリで、彼女はいいねの数が少ない女性だった。写真からしてあまり乗り気ではなかったが、後がないのでアタックしたらトントン拍子で会うことになった。そしたら写真とは打って変わりめちゃ可愛い子だった。こういうことあるからおまえら写真は良くも悪くも信じるな。んでデートして3回目に生まれて初めての告白をして付き合うことになった。今までマッチングアプリのやりとりで切られ、1回目や3回目のデートで切られていた俺だが、なぜかフィーリングが合ったようだった。こういうのはやっぱ縁や運が大きいのかもな…。完全非モテガイジムーブしてたが、彼女からは好感だったらしい。(彼女は俺ほどではないが変人タイプ)

 

その一週間後にセクロスに誘われた(俺は童貞な上に世俗に疎いので、そういうのはまだ早いと思ってた)。俺はもうホテルのシステムもわからんし、どこに入れてどう動かせばいいのかも分からんくて雰囲気でやろうとしてた。彼女はめっちゃ慣れてたので助かった。ただ、全て台無しなことに立たなかった。生まれて初めてのことで緊張してたんだろね。そのあとは一緒にデートしたりお家でイチャラブする毎日を送り、ティムポも立つようになりセクロスも覚えはじめ今にいたる。

つまりだな、少なくとも「学生時代の全てが灰色で女友達なんか当然おらず告白なんてしたこともされたこともない、親含め他人から愛されたことのない恋愛の歌詞など1ミリも共感できないブサイク素人童貞27歳陰キャ」でもなんとかなったということを一例として書いておきたかったのだ。ちな彼女も俺のことを「性格で好きになった、顔は完全に見てない」と断言している(若干へこんだ)。

俺はもう性欲が枯れてきているのでそこまで大きな価値は感じていない。童貞卒業した最初の2~3回は若干面白かったがもう、うん…。PCいじってたいですね。ソープと違って相手のボルテージをどんどん上げていかなきゃいけないらしい。そこまで難しいわけではなく、ちちくりまわせばなんとかなるのだがエネルギーがいる。

  • 結論

なんやかんや幸せです。一般人のように彼女イェーイ!な感じではないが、静かな湖のような幸福感を覚えています。

  • 蛇足

彼女はめちゃ経験豊富だった。ある意味奥手の極みみたいな俺にとってはありがたかった(かつてユニコーン系男子だった俺とは思えない!)。ただビ●チというわけではなく、他人を信用しすぎて利用されてきたタイプだ。だから善意を吸って増長する共依存タイプとばかり付き合ってきて疲弊していたらしい。そこに、自立していて優しい俺(≒孤立していて気弱な俺)が来たので惹かれたのだろう。まさに凹凸が噛み合った感じかな。

俺はいままで2人と付き合ってた設定になっていて、なんとか通せている。わりとなんとかなった。女は異性と付き合うのが普通と考えているので、俺らみたいないない歴30年とかの存在は視野に入らない・認識できないのだろう。これは好都合ととらえるほかないで、工藤。しかし、この設定のおかげか彼女も自分の経歴…どの男とどれくらい付き合ってて何してきたか…を赤裸々に語るのだ。特に学生時代の甘酸っぱいものや大学時代お持ち帰りされた話などは硬派な私にはなかなかキツいものがあった。こういう、性欲を甘言で隠して女を利用するオスがいるから戦争がなくならないんだ!みんな、わかっているはずなんだ!!

感情と論理は相反するのか

最近考えたので忘れないうちにメモ。

自分は自他共に認める理屈人間なのだが、感情のないロボットみたいな風に言われるとカチンとくる。(攻撃されたということ自体もイヤだが、それより無根拠な印象論で現実を解釈しているのがイヤ)

なぜなら自分はヘッセやドビュッシームンクやシシリー・メアリー・バーカーに感動するような情緒的な一面があるからだ。だから、理屈と感情が相反するというような語り口に違和感を覚えていた。最近気づいたのは、人間の内側にはまず感情があって、それを表に出すときに感情のままか理屈に変換するかの違いがあるんじゃないかってこと。

例えば共通の友人が死んで、AさんとBさんが同じくらい悲しい思いをしたとします。Aさんは泣き叫び、Bさんは「お悔やみ申し上げます」と言ったら? おそらくAさんが感情的で、Bさんは非感情的とみなされるだろう。つまり俺はBさんなのではないかと。同じだけの感情が胸の内に発生しても、それの表現いかんによって評価が変わるわけだ。まあ考えてみれば至極当たり前の話だが。

例えをもう少し複雑にして、泣いてる子に飴をもう1つあげようという話になったとします。AさんもBさんも同じだけ可哀そうだと思いました。そこでAさんは「飴をもう1つあげよう」と提案しましたが、Bさんは「それでは他の子が不公平に感じるからダメ」と言いました。ここでもやはりBさんは感情のない理屈屋という評価を得てしまうんじゃないかと。というか今の俺の状況なんだけどね。Bさんはあまり感情を顔や声色に出さない方なので冷徹・冷酷なロボットとみなされるんじゃないかと。これはあまりにも悲しい。

さらに言えば、Aさんは飴をもう1つあげることで発生する周りの負の感情(不公平感)をわかっていないんじゃないかと。目の前の問題解決に心動かされ、全体像が見えなくなっているんじゃないかと。実はBさんは泣いていない子にも共感しているのではないかと。そう考えられるんじゃないか?

言ってしまえば【感情的⇔論理的】という対比は、実は【近視眼的⇔大局観的】という対比の方がしっくりくるんじゃないかと思った。だって俺感情あるもん。ヘッセの郷愁で泣いたもん。なのに、自分の感情を咀嚼することのできない人間から排除されたり価値観を矯正されたりするの、すげー疲れる。まあここで言ってることも分からないだろうからしゃーないけどな。はああ~~……。